第115話 統率力

2014年7月12日土曜日

第5部-族の抗争-

t f B! P L
村田の横を過ぎて宮根は
龍太達の席に座った。

そして龍太達のポテトを
勝手に食べだした。

宮根「つーか。お前らは
何でここにいんだ?」

龍太「待ち合わせ場所は
ここやったやろ?」

村田「あー死神さん。俺の
ポテト勝手に食べないで
下さいよ~。」

その光景に周りはあっけに
とられた。港神の不良達も
意味がわかってなかった。

宮根「あのよ。待ち合わせ
場所はバーミヤンに変更に
なったって送ってんけど。
メール見たか?」

龍太「全然見てない。」

村田「見てないです。」

宮根「おいおい。メール
送った意味ないやんけ」

そうして2人はメールを
見た。そして2人は・・

龍太「10分前やんけ。」

村田「10分前にメールで
場所変更とか言われても
解る訳ないですよ。
僕達バイクですよ。」

3人は楽しそうに話す。

宮根「でもよ。帝よぉ。
あんまうちの生徒に喧嘩
売るなよな。ファビオから
連絡もらってからめっちゃ
びっくりしたわ。」

村田「公共の席で指定席
とか言ってるバカは死神
さん噛んでないと思った
んですよ。」

宮根「おっ。さすが帝。
そう言われたら俺は何も
言えないやないか(笑)」

そして宮根は席を立ち
不良の方へ向かった。

宮根「木根。お前達はなぜ
公共の場を占領するんや?

お前も族の特隊
張ってるんやろうが。
一般人に迷惑かけて
どうするねんな。
それがかっこええと
思ってんのか?」

木根「いや・・・それは」

宮根「しっかり下を教育
してないとお前の名前を
使って下は威張るんやぞ

お前の知らない所でいつか
下手踏んで捕まるんやぞ。
わかってんのか?お前」

木根「・・・すまない。」

宮根「後はお前達やわ。
お前らの恥は木根の下で
いる限り全て木根に行く
んやぞ。わかるか?」

港神「・・・すみません」

宮根「木根はお前達の為
やったら何かあったら
動いてくれるやろう。

だからこそしょうもない
恥なんてかかすなよ。

公共の席を指定席って
ふざけるのもいい加減に
しろよな!!」

港神「すんませんした。」

宮根「言葉を間違うな。
そして気をつけろ。

そうしないと港神高校は
他校になめられるぞ。」

港神「はい!!」

俺はその統率力に驚いた。
これが港神の頂点の宮根。

こいつは手強いと感じた。

木根達も弱そうには見えない。
むしろ威張れる程の強さはあるだろう。

その連中が宮根にびびっている
のは誰の目にも見えたのだから。

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