第140話 精神集中

2014年7月13日日曜日

第5部-族の抗争-

t f B! P L
蓮「ぐはっ!がっ」

副総長「おいどうしたぁ?
さっきまでの威勢はなんや
ったんや。コラぁ」

俺はずっと殴られていた。
体が思ったように動かない

パンチを避けようとしても
体が・・・体がいうことを
聞いてくれない。

サンドバッグ状態やった。

蓮「くそっ・・・強い。」

まともな状態でやっても
勝てるかどうかわからない
ぐらいの強さがあった。

勝ち目が見えない・・・
このままでは負ける・・・

殴られながら考えていた。

どうやれば勝てる?
こんな時稲田総長やったら
こんな時村田やったら
こんな時瀬戸やったら

俺より格上の行動を考える
そして・・・勝つ方法が
見つかった。

でも・・・これは博打や
それに不安があった。

「俺にできるんか?」

俺はひとまず距離をとった
博打をうつしかなかった。

副総長「お前しぶといな。
そろそろ寝ろや。」

蓮「ふぅ・・・ふぅ・・」
俺は精神を集中していた。

一瞬や。この一瞬だけ全力
で打つ力が残っててくれ。

副総長が俺に近寄ってくる
俺は構えて間合いを計った

俺の間合いに入った瞬間。

蓮「今や。この瞬間や。」

俺は副総長の膝を直角に
全力で蹴った。

副総長は下を向き膝を
押さえていた。

その間に俺は足音を立てず
一瞬で死角の横へ廻り込む

副総長「ぐわっ!てめぇ」

副総長が正面を向いた時
そこには俺の姿はない。

俺の姿を見失っていた。

ほんの一瞬・・・
何がどうなったのかが
わかっていない状況だ。

蓮「うぉぉおおぉぉ」

そこへ・・・残った力で
全力でアッパーを打った。

滝「あれは・・・」

副総長は宙に舞った。
そして後ろへ倒れた・・・

そして俺は集中力が切れた
自分の中で興奮していた。

「ハァハァ。体が震える。
うまく・・できたか?」

そう。これは中学時代の時
村田との2度目の対戦の時
に俺が喰らった。そして
瀬戸が見せた技廬山だった
見よう見真似でやってみた。

そして副総長は突然の衝撃
で何を喰らったか解らない
はずや。俺も喰らったこと
があるからわかる。

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