橋本「だったら量と質や。
感謝は量で思い出は質や。
感謝は各自で表そうか。
思い出は生徒会に残そう」
瀬戸「どういう事です?」
橋本「つまりやなぁ・・・
卒業式の終わった後には
いっぱいのプレゼントを
抱えて帰ってもらうねん。
大事にされていたってのを
親でもわかるようにする。
生徒会の人間全員から
必要と思われてたんやって
思い知らしめてやろうや。
プレゼントは安物でいい。
ただし全員手紙を書くこと
手紙を添えるのがメインや
そうやなぁ。全員が被らん
ように決めておくかなー」
ロバートが商品を決めだす
それは本当に安い物だった
文房具一式であったり
クッキーのセットだったり
マックカードだったり
図書カードだったりした。
あったら便利を優先してた
それはもらえば助かる物。
考えてないようで考えてた
瀬戸「思い出はどうする?
色紙以外にどうします?」
橋本「思い出は与えない。
香ちゃんに与えてもらう」
瀬戸「どういうこと?」
橋本「それはやなぁ・・」
ロバートが全員に話しした
全員がうなづきながら聞く
その内容を聞いて感動した
瀬戸「あ~・・・いいねぇ
それはかなり嬉しいわぁ」
橋本「そういうのが今まで
なかったのが不思議やろ」
由紀「そうやね。」
京子「ほんまやなぁ~」
全員が納得をしていた。
納得する内容だったから。
橋本「じゃあ今日は解散。
これから買い物行く人は
行ってさっさと動こうや。
そんで明日は体育館で
卒業式の準備するからなー
忘れないようにしてねー」
全員「はーい。了解~」
その場で全員が解散した。
俺は輪に入れていなかった
居場所がなかったのが辛い
だけど瀬戸と羽田さんが俺
を普通に扱ってくれていた
瀬戸「おーい。野田ぁ。
一緒に買い物ついてこいや
東急ハンズ買いに行こう」
羽田「野田君。早くしよ」
蓮「うんちょっと待って」
3人で話しながら帰って
三宮にまで出て行った。
東急ハンズについて別れる
各自で商品を見に別れた。
俺は悩んでいた・・・
彼女に電話をかけて聞いた
きちんと生徒会の先輩で
卒業式で渡すと説明した。
蓮「なるほど。そうかぁ」
そしてそれがわかった。
俺はそれを探しに行った。