第936話 ストレート

2015年6月16日火曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
橋本「あーあ。さっきので
サヨナラにしとったら勝ち
やったのに。バカやなぁ」

瀬戸「こういうバカもいる
本物のやつもいるんです」

ロバートが笑っていた。

橋本「嫌いやないけどな。
こういうバカってのは」

ロバートが真木を認めた。
そして徳報を認めていた。

瀬戸「きっちり片付けて
また延長にしましょうよ」

橋本「そうやな。よしっ」

ロバートがセットをする。
セットして球を投げた。

パアアン・・・

151kmのストレートだった
しかし今までと違っていた

瀬戸「軽い。速いだけや」

橋本「あっついなぁ・・・
腕ももう感覚ないけどな」

ロバートの体も限界だった

関節駆動させる投げ方だと
大きく体力を使っていた。
腕の負担も大きかった。

それにマウンドの熱気。
立っているだけで体力が
奪われていく気温だった。

続いて第2球を投げる。
148kmのストレートだ。

キイン・・・ガシャーン

富岡「当たった・・・。
荒木ぐらいの球速や・・
これなら・・・打てるわ」

富岡は真後ろにファール
を打った。

タイミングは合っていた

瀬戸「やばいか・・・
踏ん張ってほしいけど」

富岡の打ち気が上がった

荒木「打てる。打てるぞ」

富岡の応援が一斉に起こる
雰囲気も上がっていた。

橋本「ふー。抑えるかな」

独特な緊張感が流れる。
球場が少し沈黙をした。

ロバートが振りかぶって
最後の一球を投げた。

150kmのストレートだ。

富岡「あかんか・・・」

富岡はバットが振り遅れた
腕を小さくたたみスイング
スピードを上げた。

キン・・・

振り遅れ1塁の方へ打った

荒木はホームへ向かう。
真木は2塁へ走った。

瀬戸「4・3ゲッツーや」

瀬戸が指示を出した。
2塁と1塁でゲッツー狙い

森野が打球を処理に行く。

高科はセカンドへ行って
松田は1塁のカバーへ行く

森野が打球をとって2塁へ
高科が2塁ベースを踏む。

真木「投げさせるかいや」

真木が高科の邪魔をする。
高科の足を引っ掛けにきた

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

184658

QooQ