その頃・・・家の前では
龍太が塾から帰ってきた。
政夫「おーい。お前ぇ。
ちょっと待てやぁ~」
龍太「・・・俺?」
ヒデ「野田って家がこの
辺りにあるけど知らん?」
龍太「なんの用ですか?」
政夫「そこが野田の家か。
ってことはお前は兄貴?」
龍太「・・・なんやねん」
カン「お前の弟に殴られて
こっちは怪我してるねん。
慰謝料払ってほしいねん」
龍太「そういうのは蓮に
直接言ってくださいよ」
ヒデ「おーい。待てって」
龍太の腹をヒデが蹴った。
龍太「いたぁ・・・」
カン「弟の不始末は兄貴が
とらなあかんやろぉ~?」
政夫「はははっ。払うまで
殴り続けてやるからなぁ」
龍太「勘弁して下さいよ」
無抵抗な龍太を殴る。
面白がって殴っていた。
そして龍太が倒れた・・・
殴っているのを他の通行人
にも見られて通報されてた
政夫「今日はこれぐらいに
しておくけど明日はもっと
シバイたるからなぁ。早く
払ったほうが身の為やぞ」
全員笑って去っていった。
ここが住宅街だったから
よかったものの・・・
違うかったらもっとひどく
やられていただろう。
龍太「いてぇ・・・俺は
戦闘タイプやないねんぞ」
龍太がやられて少しした頃
に俺達は家に着いた。
蓮「あれ?龍太ぁ~」
龍太「蓮・・・か?あれ?
魔人に死神もおるやん」
沢田「久しぶりやな」
宮根「元気か?ファビオ」
蓮「どうした?その顔?
まさか・・やられたんか」
龍太「よくわからんけど
5人組に囲まれたんや。
蓮を探してたみたいや」
蓮「やっぱり来てたか」
沢田「まさか・・・
ファビオを殴ったんか?」
瀬戸「これは魔人さん個人
の話やなくなってきたな」
宮根「5人おるんやんな。
全員ぶち殺してやるか」
3人の雰囲気が変わった。
それは俺と組手した時より
もわかりやすい殺気だった
龍太「別に仕返しはいいよ
被害届を提出して慰謝料を
請求させるようにするし」
沢田「悪い。ファビオ・・
俺達に任せてくれへんか?
法律で捌いてもあかんねん
頼む。俺に任せてくれや」
龍太は法律で裁こうとした
しかし魔人が頭を下げる。