村田に殴られている途中に
清川が村田の腕を掴んだ。
清川「調子にのるなよ」
村田「いや。調子にのる」
村田は掴まれた腕を上げて
肋骨に肘を打ち込んだ。
清川「ぐおっ・・・ぐっ」
清川もなんとか踏ん張る。
せっかく捕まえたチャンス
で村田を投げ飛ばす気だ。
しかし・・・
村田「ふー。できるか」
ギュルンッ・・・ダンッ
清川「ぐはっ・・・あっ」
清川が突然吹き飛んだ。
何が起こったかわからない
清川が何か苦しんでいた。
瀬戸「おー。寸勁やんけ。
できるようになったんか」
村田「今やっとできたわ。
やっぱ実践の緊張感って
いうのは違うよな」
瀬戸「でも吹き飛ばしても
ダメージ少ないねんって。
やっぱり沈墜やないと」
村田「大丈夫や。工夫して
ちゃんと胸に打ってるし」
瀬戸「おー。ぬかりないな
胸やったら確かに効くな」
寸勁を打つ場合打つ場所は
だいたい決まってる。
あまりできないうちは
胸と胸の間に打ち込む。
そうすると呼吸ができずに
苦しませることができる。
村田「さて。もう終わりや
お前もたいしたことない」
村田が無理矢理清川を
引きずり起こした。
そして体を掴んで・・・
村田「よいしょっと」
ドシャアアアン・・・
瀬戸「うわぁ。えぐいな」
バックドロップで投げた。
しかも・・・ロバートが
よく投げる殺人型だった。
清川は全く動かなかった。
村田「こんだけ筋肉あれば
死ぬことはないやろーな」
瀬戸「でも病院送りやん」
村田「それぐらいの覚悟を
もって挑んできたんやろ」
負けた相手のプライドを
守るように発言をしていた
そして・・・南雲が叫んだ
南雲「もうやめてくれぇ。
この喧嘩は俺達の負けだ」
全員南雲の方を振り向いた
橋本「なに?降参なの?」
沢田「なんやねん。それ」
宮根「降参とか反則やわ」
参ったしている相手に向け
攻撃をすることはなかった
そして全員南雲の元へ行く